今回はいじめやブラック企業での過重労働などに遭って、しんどい思いをしている人に向けて記事を書こうと思います。
筆者もいじめとは別ですが、過去に勤めていた会社で休職するまで精神的に追い込まれた経験や、新人デザイナーの子が鬱になり辞めていくまでに、フォローしきれず悔しい思いをしたこともあります。
今回の記事が、同じように現在追い詰められている人の何かしらかの助けになればなと思っています。
それではどうぞ。
いじめに遭っているwebデザイナーさんへ:あなたは悪くありません
まず、現在いじめやパワハラに遭っているwebデザイナーさんへ。辛いですよね。気持ちめちゃくちゃ分かります。
でも、断言しますがあなたは1mmも悪くありません。
これはwebデザイナーがどうとかの話ではなく、いじめている側は社会的な常識が欠落していると断言して良いです。
よくいじめられている側にも問題があるという人がいますが、極めて動物的だなーと思いますね。
そもそも会社はお金を稼ぎに行く場所で合って、それ以上でもそれ以下でもありません。
気に入らない人がいるからといって、相手が傷つくようなことをして良い訳がない。
というか、いじめている人って相当暇だと思います。
普通そんな時間無いと思うので。
そんなわけで、いじめている人はどれだけ威張っていても「仕事ができない可哀想なやつなんだなー」ぐらいに思っておくぐらいで良いです。
辛いときはすぐにでも休職してください
すぐ下で書きますが、僕も休職したことがあります。
仕事は辛いけど、生活に不安があって仕事をし続けなければいけない、そんな人もきっといるかと思いますが、断言します。
仕事よりもあなたの命の方が大事です。
ご存知の通り、日本は仕事でバンバン命が飛ぶ国です。
なので、まず日本におけるそもそもの仕事の在り方が狂っているのは間違いありませんが、その渦に自ら巻き込まれにいく必要などこにもありません。
休職したら傷病手当金の申請をしよう
心療内科を受診し、医師から診断書をもらうことができれば(自己申告すれば大体貰えます)、休職することが可能となります。
貰った診断書を会社へ郵送し、同時にメールで休職の旨伝えれば100%休職できますので、ご安心を。
done休職に入ったら、傷病手当金の申請をしましょう。
休職中に会社からの給与の支払いがない場合に限りますが、申請すれば過去一年間の給料の65%を毎月もらうことができるようになります。
あまり余裕はない金額かもしれませんが、無いよりは大分精神的にも違ってくるはず。
休職は思ったよりも簡単にできることは胸に留めておいてください。
※傷病手当の申請書類へのリンクも貼っておきます。
【体験談】webデザイナーがいじめに遭って辛いとき
ここからは僕自身や、僕の後輩が経験した体験談、その対処法なんかをまとめていきますね。
今思い出してもはらわたが煮えくり返ってきますが、、きっと今悩んでいる人の参考になると思って書いていきます。
目をキラキラさせて入社してきたA子
過去勤めていたとある制作会社にA子が入社してきました。
彼女は昔からwebデザイナーに憧れていたらしく、最初はとても楽しそうに仕事をしていました。
僕は当時彼女のメンターをしていましたが、教えたこともすぐに吸収してくれて、メキメキデザイン力が上がっていくその姿をとても頼もしく思っていたんですよね。
その子が入社して数ヶ月たったある日、とても暗い表情をしていたのに気づきました。
僕がどうしたのか様子を尋ねると、別プロジェクトで一緒に仕事をしていたプランナーから毎日説教されていて辛いとのこと。
聞けば、プランナーがA子に仕事を振り忘れているにも関わらず、「あの仕事が終わってないぞ?何やってるんだ?」的なことを高圧的に、しかも納期当日とかに言われているらしい。
強く言い返すこともできないA子は、泣きながら深夜まで残業してその仕事を終わらせる日々が続いていたとのことだった。
いやいや、これ完全にいじめですよね?パワハラですよね??
僕も忙しくてしばらく1on1できていなかったが、その間にそんなことがあったなんて、、と早く気づけなかったことに激しく後悔した。
久しぶりに面談した時、その表情には全く精気が感じられず、「私、もう無理かもしれません。」とポツリと言われた。
それから程なくしてA子は休職に入り、その後退職した。
後日、人事から重い鬱を発症していたと知らされた。残業も150時間をゆうに超えていたらしい。
そのプランナーは社歴も長く、かなりのベテランではあったものの、スケジュール管理の面で難があり、彼の下についた人間が何人も退職していると知ったのは、A子が辞めた後のことだった。
会社がそのプランナーを擁護するような態度をとっていたことにはまあ腹が立った。
僕はその件もあり会社を信用できなくなったので、程なくして退職することにした。
、、とまあ、こんなことがありましたね。
A子はその後実家に帰ったと風の噂で聞きましたが、A子の異変に早く気づけなかったことは先輩失格だったなと今でも後悔しています。
僕自身もストレスで色々症状が出て、休職したことも
僕自身も、これはまた別の会社での話ですが、過重労働で体調を崩したことがありました。
良くも悪くも責任感が強い方なので、当時は来る仕事全て受けていたら残業時間は爆増して、気づけば適応障害を発症していたんですよね。
生まれて初めて心療内科に行って薬をもらい、休職しました。
その時は気分の落ち込みも凄いし、眠れないし、頭も常に真っ白の状態が続きました。
2ヶ月ほど休職しましたが、あの時の絶望感は凄かったですね。
ただ、まだ症状が浅い段階で自ら休職を選んだので、自分のことを客観視できたのが唯一良かった点でしたね。
自分は今おかしな状態にある、と自覚できていたので、朝日を浴びながら散歩したり、瞑想なんかにも手を出しながら色々足掻いていたら、段々と症状が改善していきました。
その後はなんとか復職できましたが、休職前とハッキリ違うのは適度な距離感で仕事と付き合えるようになったことです。
それまでは、とにかく一流のデザイナーになりたい、絶対なってやるとガムシャラに仕事をしていましたが、復職後は仕事さえできていれば自分に満点をあげることにしました。
大好きなデザイン業を未だに続けられているのは、あの時休職したからだとすら思っています。
これらの経験から僕が言えることは、「撤退が早ければ早いほどやり直しもすぐできる」ということです。
doneいじめられたり会社がブラックで苦しければ、入社して1ヶ月でも2ヶ月でも構わないんで、心が壊れる前に逃げた方が間違いなく良いということをお伝えしておきます。
webデザイナーはいじめられても転職で逃げよう
webデザイナーの最大の強みは、手に職がついていることです。
なので、転職活動も割と容易なはず。
今辛い思いをしていて、もうこれ以上耐えられそうにない人はさっさと転職しちゃって構いません。
前の会社の在籍期間が短いと、面接で突っ込まれるんじゃないの?なんて必要以上に考えなくても良いと思います。
なぜなら、転職先も同業であれば業界内の「ブラック事情」にもある程度精通しているから。
ああ、大変だったんだね、、とむしろ同情されることも多いです。
むしろまだエネルギーがあるなら、すぐにでも転職活動を始めてしまった方が良いかもです。
一回沈んでしまったら、転職するエネルギーも湧きづらくなってしまいがちだからですね。
いじめられて辛いなら、もちろん退職もあり
辞めたら生活ができない。
そう思いながらブラック企業に勤め続けると、気づけばまともな判断ができなくなってしまいます。
僕は昔勤めていた職場で、デザインは楽しいけど、でもこのまま人生いつ終わってしまってもいい(氏んでもいい)という不思議な心理状態で仕事を続けていた時期があります。
家に帰ってからもストゼロを煽りながら、ひたすらネガティブな検索キーワードでググってネットサーフィンして、不安を紛らわせようとしていたことがあります。
あの時の自分は正常な状態ではありませんでした。
今勤めている会社では幸いそのような精神状態にはなっていませんが、とはいえ日本の働き方がおかしいことに変わりはありません。
今の世の中何かおかしい。
程度の差はあれど、多くの人がそう思っていると僕は確信しています。
なので、そのような環境で耐え続けることは偉いことでもなんでもなく、間違いなく自分の人生が壊れます。
悪いことは言いませんので、すぐにでも退職してください。
退職代行サービスを使うのが精神的にかなり楽です。
今の時代は性差も考慮した代行サービスが充実しています。
実績豊富なサービス:退職代行 即ヤメ
男性の方:専門だから確実に退職できる「男の退職代行」
女性の方:女性の退職代行【わたしNEXT】
退職代行サービスは後払いが多いので、気持ち的にも多少は安心できるはず。
今でさえ一杯一杯なのに、退職云々でさらに会社と揉めるとなると完全に自分のキャパを超えると思います。
これが引き金でうつ病を発症したり、悪化させてしまっては元も子もありませんから。
どうか自分を一番に考えて早め早めに行動してください。
まとめ:webデザイナーは手堅い職業。とはいえまずは休みましょう
いかがでしたか?
休職するか、退職するか、転職活動するか、それとも休職しながら転職活動するかはあなた次第ですが、僕から一つ言えるのは結局「体が資本」ということです。
心と体が壊れてしまっては、回復するのにかなり時間がかかります。
もしあなたが今辛い状況にあるのなら、早めに何かしらかの行動を起こしてほしいです。
一旦休んで冷静になれば、状況を良くする手立ては必ず浮かんできます。
あなたの状況が良くなることを願っています。
それでは今回はここら辺で。お読みいただきありがとうございました。