こんばんは、フォトピザです。
今回はブリーチバイパス風の画像を作る方法をご紹介していきます。
映画風の画像や、男らしい雰囲気を出したい時にぴったりの表現です。
実は、カラールックアップを使えばいとも簡単に作成可能です☺️
今回は簡単に作る方法を、2パターン紹介していきます。
ブリーチバイパスってなに?
ブリーチバイパスとは、現像手法の一つで別名「銀残し」といいます。
どうでもいいですけど銀残しってネーミングめっちゃかっこよくないですか?笑
洋画なんかでよく見る、あの重くハードな雰囲気を出せるやつです。
高コントラスト、低彩度、ハイライトの領域を増やす等の処理をしてあげることで、比較的簡単に再現できます。
それでは早速どうぞ!
今回の素材
男性の画像(unsplash,creator:nate)
今回はこちらを入手してください。
手順解説:パターン①
画像を用意します。
まずは彩度を下げましょう。
「新規調整レイヤー」→「色相・彩度」を選択します。
今回は-15まで下げました。これにより少し色褪せた雰囲気になります。
次にコントラストを上げたいので、「トーンカーブ」を選択し、S字にします。
コントラストを上げる時にS字にするのはよく使われる手法です。
今回は画像のように調整しました。
「レイヤー」→「新規調整レイヤー」を選択し、「カラールックアップ」を選びます。
属性パネルから、「3D LUTファイル」にチェックがついてることを確認し、「Bleach Bypass.look」を選択します。
これにより、ブリーチバイパス効果が付与されました。
よりコントラストが強まり、ハイライトが飛んだと思います。
そのままだとハイライトが強すぎるので、「カラールックアップ」レイヤーの不透明度を26%まで下げます。
仕上げ
ここで、仕上げに少しコントラストを調整します。
「レベル補正」を選択します。
今回は黒のツマミをスライドさせ13にします。
これにより暗い部分のコントラストがより強調されました。
最後にグレーのツマミを動かし、0.96にします。
少し中間調を暗く調整しました。
完成です🎉
次にもう一つのやり方に移ります。
手順解説:パターン②
最初に、「新規調整レイヤー」→「白黒」を選択し、描画モード:ハードライト、不透明度:49% に設定します。
これにより、明るい箇所には「スクリーン」、暗い箇所には「乗算」が乗り、一気にコントラストが上がりました。
また白黒レイヤーをブレンドしているので、同時に彩度も下がりました。
一気にそれっぽくなりましたね!
そのままだと効果が強すぎたので、ここでは不透明度:49% に設定しています。
次に「新規調整レイヤー」→「自然な彩度」を選択し、値を-20にします。
これにより、彩度が下がりました。
自然な彩度と色相・再度の違いは?
「色相・彩度」がそのまま彩度を上げ下げする機能を持つのに対し、「自然な彩度」は彩度を均一にする効果を持ちます。今回は「自然な彩度」を使って彩度を下げたので、彩度の濃い部分が他の低彩度に近づくようにしました。
ハードな印象を色が邪魔しないように、強すぎる色の主張を抑える目的で使っています。
パターン①が「カラールックアップ」を使ったのに対し、今回は「トーンカーブ」を使って銀飛ばしの効果を出していきましょう。これは画像での説明が難しいので動画にしました。
トーンカーブで明るくした後、トーンカーブのレイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイルを開きます。
「ブレンド条件」→「下になっているレイヤー」のツマミを弄って調整していきます。
黒いツマミを右に持っていってますよね。
これは、下にあるレイヤーが動かした階調の分だけ浮き出てくるイメージで覚えると良いですよ。
なぜ今回これをしたかというと、トーンカーブで明るくしたは良いものの、暗い部分まで明るくなってしまっているんですね。なので、トーンカーブの効果を明るい場所のみに限定する為、暗い部分は下のレイヤーを浮き出させてしまおうということなのです。
次は、同様にして暗い部分を作りましょう。
トーンカーブを新たに作り、暗い部分を強調する→暗い部分のみに効果を限定する為、「ブレンド条件」→「下になっているレイヤー」のツマミをスライドさせ、明るい部分が下から浮き上がってくる感じにしましょう。
完成です🎉
もちろんやり方は他にも数多くありますし、今回のものと結果が違っても、それはあなたのオリジナルの作品なので全く問題ありません!
photoshopで狙った表現をする為には、常に複数のアプローチがありますので色々遊んでみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はブリーチバイパス効果のイメージを作る方法を紹介していきました。
引き締まっていて、どこか乾いた印象を与えるブリーチバイパス処理。
男性っぽさを引き立てる役割でも使用できるので、活躍の機会が多そうですね!
それでは今回はここら辺で。